2012年2月15日

なんたって、刈寄山!

刈寄山 : 東京都あきる野市、奥多摩山域にある標高687mの山。戸倉三山の一つ・・・(ウィキペディアより)




この週末、とてもお天気がいいのでどこかお出かけでもしたいなぁ~☆ なんぞと思っていたら、いつもハイキングに誘ってくれる地元のお友達から「軽くハイキングでもいかない?」と、ジャストタイミングなお誘い。

で、行き先が「刈寄山」。


 
 刈寄山~? 聞いたことのない山です。

うちのじいちゃんの一族のルーツは五日市~日の出~青梅あたりなので、奥多摩でも五日市を含むあきる野市あたりの地理にはそんな疎くないはずんだけど・・・

で、さっそくwebで調べてみるも、あまりヒットせず。

お友達も登ったことはないんだけど、登り口にある「今熊神社」には行ったことがあって、ミツバツツジが周囲にたくさん植えられていて季節になると山がピンクに彩られて、それは見事なんだそうな。


でも、今は冬。

ミツバツツジは咲いてないけれど、まずは今熊神社に行ってみると、周囲は鄙びた山の集落・・・の中に思ったよりも立派な神社。

さっそくお参りして、今日のハイキングの無事を祈ってから山に向かって登っていきました。



数少ないwebの情報や地図を見ると、今熊神社から目的地のまでは片道2時間程度。

今熊神社からしばらくは急な登坂だけど、途中の見晴らしポイントからは、最後刈寄山山頂直下の急な登り坂までずっと尾根道をだらだら登っていくようなルートらしい。

あちこちきょろきょろして写真を撮りながら、ゆっくりさくさく足をならしつつ、坂を登って最初の見晴らしポイントへ。

ここが最後のおトイレでもあるので、ゆっくり景色を眺めて一息いれながら掲示板の地図をみると、やっぱりここから行程1時間半程度。だらだら尾根道で最後に急登坂。


これは快適かも・・・と、さくさく元気よくさくさく歩き始めました。








で、私が5人パーティーの最後尾から写真を撮りつつのんびり歩いていたら、そのうち先頭を行く人から「急坂がきたよ~ 直登するからね!」

案外早かったなぁ~ まだ1時間も経ってないよ・・・?




確かに急坂~! 横には「巻き道」なる立て札もあって(一番左の写真)、斜面を巻きながら緩やかに上る道もある様子・・・

でも、こちらはこの時点では元気だったので、時間短縮も考えて直登にチャレンジ。

だんだん足元には雪の名残も現れてきて、いよいよ低いながらも「山」だねぇ・・・という風情。
クライマックスでありますな。



もくもく・・・  もくもく・・・




写真の通りの急坂を登って登って・・・ やがて目の前の木立が開けて空が見え、平らに開けた場所に出たら・・・


そこには防火用水が2~3個置いてあるだけで、道はまたその先の、今度は下り坂(!)に続く~・・・
また、登ったのと同じくらい下るじゃないかぁ~! orz ・・・
 
下りきって少し行くと、また同じような巻き道と直登の急坂。
よし、今度こそ・・・

直登にトライすると、登り切ったらまた同じだけ下り坂・・・





なにこれ~! (* ̄m ̄)


こんな登り下りを5回も繰り返し、もういい加減イヤになってきた頃・・・

急坂を登り切り、足下に結構雪が残っている平らなスペースに


「あずま屋だぁ~!」



やっと! 何回も頂上だと思っては裏切られたその先に(笑)本当の刈寄山の頂上にたどり着きました~♪
ここまで、先のおトイレ休憩からちょうど1時間半。
そういうことだったのね・・・看板の時間、合ってるわ。

でも、看板だと急坂はだらだら尾根道の後の1ヶ所だけだったんだけど?

しかも。

そこにたどり着くまで自分たち以外に誰にも出会わなかったのに、頂上には中高年の団体さんが2組も。


・・・なぜなんでしょう?



さて、この先着組のおばさまたちに、あずま屋の陰の、風をよけられる「特等席」を教えてもらって、そこで待望のお昼ごはんにしました。

目の前に開ける展望を楽しみながら、ぽかぽかの日だまりに陣取って、持ってきたワンバーナーでお湯を沸かし、カップめんとコーヒー、それにおにぎり。

やっぱ、苦労して登った山の上で心おきない友達とのごはんって、美味しい!
そして、重たくても必死で背負ってきた(笑)ワンバーナーで入れたてのコーヒーは、また格別~♪

で、食事とコーヒーの後は、ばしばし富士山や風景の写真を撮りまくったりして1時間ほど山頂をゆっくり堪能してから、もと着た道を下山です。



また、あの急坂を何カ所も登ったり下ったりするのイヤだなぁ・・・と思いつつまずは頂上からのすぐの道を下り、次の山まで来たところで。

下ってきた直登コースの道の脇に、「巻き道」の続きとおぼしき道が・・・

そう。いくつものピークを越えるとき、ずっとその道が頂上に続くもので男坂と女坂の違いだろうと思って直登を繰り返したんだけど、実は本当の意味での「巻き道」、山を迂回して避けるコースだったということを、そこで初めてみんなで悟ったのでした・・・

つまり、コース全般にわたって「巻き道」を選んで通っていれば、看板の案内のとおりずっと登り下りはなくて、急坂は最後の頂上への登り道だけだったというわけ。

そして、頂上で出会ったおばさま達は、私たちがいくつもピークを越えるのに四苦八苦している間に、さっさと巻き道を通って追い越していっていたんですね~☆

なぁんだ! (orz

というわけで、帰り道は行きよりもかなり早く、かなーり楽に、降りてこられたのでした。。。



本当に事前リサーチは大事。
でも、まぁ、なんたって、事前にリサーチしようにもなかなか資料のない刈寄山ですから・・・(笑)


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