2012年8月3日

山の天気は変わりやすい ~西・山の会紀行2012夏その4~


さて、鳥海山頂アタックを断念し、霧でびしょ濡れになりつつも岩陰に入って吹き付ける風を避けつつおにぎりをぱくついた我ら一行。


目の前にはどんどん流れていく雲とその合間に通ってきた雪渓が見えるようになってきました。


霧雨が弱まってきて、霧の間から時折薄日が射すようになってきた中を、濡れて足元が危ういながらもサクサクと歩いて雪渓までやってきました。

山頂への心残りがぐいぐいと後ろ髪を引っ張っていたけれど、アイゼンをつけて雪渓上へ。

ここからはヘタに濡れた草の中を行くよりも、雪渓の上をずっと歩いて行った方が楽なのです。

 この時点では、少しは天気が回復してきたかな?とはいうものの、まだまだ霧が深くて、一番左の写真の通り、半ば雪山遭難状態(笑)

ところが、文字通りサクサクと雪渓上を歩いて降りているうちに・・・


 あれ?あれ?あれれれ・・・?!

みるみるうちに雲や霧が晴れて青空が出てきちゃったよー!




ついさっきまでの「びしょ濡れ」はなんだったんだ~?というくらいの抜けるような青空。

視界が晴れてくるとともに、登りの時には見えなかった景色がどんどん目の中に入ってきました。

・・・あら、行きに必死になって登ってきた道って、実はこんな景色だったのね~(笑)






真ん中の写真は、行きには見ることのできなかった鳥海湖。
実は登山道のすぐそばにあったんですね。

そして、雲海。よくよく見ると雲海の向こうは空かと思ったら、雲の合間に日本海が見える!

・・・すっごく贅沢な気分。


 
後から確認したら、実はあと少し歩けば山頂直下の山小屋までたどり着けたところでリタイヤしてたんだけど、事故もなく無事に下山できて、しかもこの景色が見られたんだから、ヨカッタヨカッタ!

ただし~

 下山してバスに再び乗り込んだあたりから、足がびんびんに張って痛くなってきたな~と思っていたら、次の日にはすでに全身筋肉痛!(^◇^;)

すっかりう身体がなまっておりましたでした。
次の「秋の例会」に向けて、少しがんばって鍛えなくちゃですね☆






(おまけ)
今回の2泊3日のバスツアー、バスの運転手さんもすごく気持ちの良い方でとてもよかった・・・
んですが、帰りに関越道の湯沢あたりを走行中

どすん!

と、突然衝撃が。網棚から重たい荷物でも落ちたのかと思って、周囲の人達ときょろきょろしたんだけど、何も落ちている気配なし。

なんだぁ~? と思っていたら、まもなくバスがPAに入って停車。
みんなでバスの外にぞろぞろと降りてみると・・・なんとバスの右後輪がバースト。

同行の山登りメンバーに車の整備士さんがいたので、さっそく男性陣総出で運転手さんの手伝いをしてスペアタイヤにさくさくとチェンジ、そんなに時間をロスせずに出発できました。


そして、スピードをださずにそろりそろりと関越トンネルを抜け、沼田あたりまできたところで、今度は私の座っている真下から「どかん!」と突き上げる衝撃が。

今度は左後輪がバースト!こんなことってあり~?

写真は、バーストの衝撃でゆがんだバスの車体。私はこの真上に座ってました(^^;)

結局、もうスペアタイヤがないので、沼田で一度高速を降り、バス会社が提携している沼田のバス会社から換えのバスを出してもらって地元に帰ったのでした・・・

まぁ、毎回何かしら事件のおこるこの山の会。今回もただでは終わらなかったです(笑)



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