ぴかぴかの窓に映る真っ青な空と穏やかに凪いだ横浜港を恨めしく横目に見ながら建物の中でヤボ用を済ませ・・・
みなとみらい駅はみなとみらいの中央地区にあって、その周辺にはランドマークタワーやクイーンズスクエアのような商業施設もいっぱいあるんだけど、せっかく海なし県の埼玉の、それも奥地からわざわざ休みの日にやってきたんだから、どうせならショッピングよりは、少しでも海を見たいよね~☆
ということで、海の中にぽっかり島になっているみなとみらい新港地区のあたりをぶらぶらすることにいたしました。
中央地区から新港地区に行くには、日本丸が展示されているドックヤードガーデンから「汽車道」(昔の引込み線が遊歩道になってる)を通っていくのが、割と人気のコースです。
ところが・・・
日本丸方面に向かう「さくら通り」に出てみると、なんか通行止めになってる?
折りしも、今年の桜が満開!
ちょうどさくら通りでは「さくらまつり」が開催されていて、そのパレードが通っていたのでした。
桜の下のお神輿も風情があっていい感じですね!
まぁ、日本丸と汽車道は何回も来てるから、今回はいっか~☆
ということで、そちら方面には行かずに、大きな観覧車が有名な(?)横浜コスモワールドの袂の国際橋を渡って新港地区へ。
中央地区と新港地区の間の運河を、遊覧の小船がすいすい走り回っていて、すごく気持ちよさそう♪
この地図のうち、左上方の海の中に島になっている部分が、みなとみらい新港地区。
この図では切れてしまってますが、この島の左側の国際橋から入って、右手にコスモワールドの観覧車と横浜ワールドポータースを見ながらまっすぐ進む大通りになります。
大通りを挟んで観覧車の向い側にある建物に、親子連れが吸い込まれていくので何かなぁ~と思ったら・・・
カップヌードルミュージアムでした。
表通りから売店が見えたので無料かな?と思ったら、大人1名500円だった・・・
これを高いと見るか妥当と見るか・・・
人それぞれだと思うので、興味のある方(怖いもの見たさ?笑)は試しに入ってみるのもいいのでは。
カップラーメン作り体験(別料金)やカップめんのカフェテリアもあったりするので、お子様連れには人気みたいでしたよ。
階段のところで、巨大カップヌードルと記念撮影する親子もいっぱいいたし☆
まぁ、私にとっては、この内容で500円はちと高かったなぁ~☆
いちばんウケたのが、無料で入れる売店の「カップヌードルまんじゅう」だったという(笑)
そのまま、さらにまっすぐ大通りを進むと、先ほどの地図で○印のついてる交差点。
その○印とは・・・
これ!実は歩道橋~♪ちょっと面白いですよね☆
さらに進むと、赤レンガ倉庫に出ます。
これは1号館と2号館の間の中庭。その向こうには海!
大桟橋に豪華(?)客船が停まってる~♪♪♪
赤レンガ倉庫の周りはぐるりと公園が取り巻いていて、その先は海なので、そのまま海と停泊している船や行きかうシーバスを見ながら、のんびりてくてく・・・
ところで、ちょうどこの新港地区の赤レンガ倉庫の対岸あたりが横浜の関内地区になるのですが、この関内地区には「横浜三塔」と呼ばれる3つの建物があります。
昭和初期に船員たちがトランプのカードにみたてて呼んだのが始まりといわれる愛称で、「キング」が神奈川県庁、「クイーン」が横浜税関、「ジャック」が横浜市開港記念会館。
船員たちは航海の安全を祈って、これらの塔を目印に入港して来たのだそうです。
実はこの横浜三塔、一度に全部を見ると幸せになるという都市伝説(?)があるのですが、実際に一度に見れるポイントは3ヶ所しかないのだそうです。
そのうちの1つがこの赤レンガ倉庫のそばにあります。
これがそのポイント。目印があるので、ぜひ探してみてください。
そして、そこから見た景色です。 さて、三塔はどこにあるでしょう?(笑)
三塔探しを楽しんだ後は、横浜臨港線プロムナードを通って大桟橋方面へ。
横浜臨港線プロムナードというのは、汽車道と同じく以前埋立地への引込み線だった線路を遊歩道にしたもので、昔使われていた鉄橋と線路をそのままリニューアルして活用しています。
そして、三塔のある関内地区に入ったところにあるのが「象の鼻」。
幕末に築造された横浜港の2本の突堤のうちの1つ(東波止場:イギリス波止場)で、弓なりにまがっていて「象の鼻」に似ているということでついた愛称です。
次の図は、なぜか目立たない高架下にあった明治27年(1910年)ごろの横浜港の写真(写)。
すっかり回りの様子も大桟橋も様変わりしてますけど、位置関係は全然変わりませんね~!
で、今は水上バス乗り場となっているものの昔から変わらない「象の鼻」を横目に見ながら、思いっきり様変わりした大桟橋へGO☆
大桟橋の国際客船ターミナルの屋上は、桟橋に横付けされた豪華客船(クイーンエリザベス級の客船が2隻同時着岸できるとのこと!)を横目に見ながら、スロープでそのまま登っていくことが出来ます。
屋上の上は甲板をモチーフにしているのか、総板張りのウッドデッキ!
その先には人工芝が張られたスペースもあって、ちょっとした公園のようになってます。
この屋上は24時間出入りが自由で、その形からは「くじらのせなか」という愛称がつけられているのだそうです。
建物の中まで船をイメージした優雅な曲線の総板張り!
そのせいか、建物の中のホール等を「くじらのおなか」と呼ぶこともあるそうです。
「くじらのせなか」の突端からの景色。
ベイブリッジがよ~く見えます!絶景かな絶景かな・・・(^^)v
実はこの「くじらのせなか」の上に横浜三塔がいっぺんに見えるスポットの2ヶ所めがあります。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、「幸福のカギ」がいっぱいぶらさがってるので、行くとすぐわかります☆
さがしてみてくださいね~♪
そして、「くじらのせなか」から関内地区に向かって降りてくると・・・
真正面の小さな公園が「日米和親条約調印の地」。
港に沿ってレトロな貿易港らしさを残した建物が残ってます。
そして、県庁に面した日本大通り。
旧英国総領事館の洋館も、横浜開港資料館の別館としていい感じで残っています。
そして・・・横浜三塔の「キング」こと神奈川県庁の本庁舎~!
この日本大通りにも横浜三塔をいっぺんに見れるスポットがあるらしいです(3ヶ所目!)
でも、私は見つけることが出来ませんでした・・・
スポットを3ヶ所制覇すると、これまた幸せになれるらしいです。
今回のみなとみらいのぶらぶら散歩は、なんとなく「幸せスポットめぐり」みたいになっちゃったけど、3ヶ所目、どなたか探してみてくださいね~!