ついに当日がやってきちゃいました!
☆下見旅行のときの様子は次の記事をクリックしてご覧ください☆
「やってきました奈良井宿 ~西・山の会 下見行1~」
「スピリチュアルな山、木曽御嶽山 ~西・山の会 下見行2~」
日頃の行いがいいのか、とってもいい天気!総勢40人を大型バスに詰め込んで~☆
午前5時に地元埼玉県西部を出発し、途中「恋人の聖地」???諏訪湖SAで休憩をとりながら中央道をひた走り・・・
まずは無事に、下見でもやってきた奈良井宿に到着~!
お昼ご飯はお店を予約してあるので、集合時間と場所を参加者に伝えて、それまで自由にぶらぶら奈良井宿散策♪
・・・なんだか、下見のときよりものんびり散策できるなぁ(^0^)
秋の観光シーズンだからなのか、甘栗の露店なんかも出ています。
木曽漆器のお店も除いてみたりして・・・
奈良井宿の街道の山側には、所々に山からの沢水を引いている「水場」があって、それぞれ水神様が祭られているとともに、現在でも飲料や洗濯などに使われているようです。
水の恵みが豊かな土地柄なんですね。
重要伝統的建造物群保存地区だけあって、町並みがレトロ♪
しかも、ちゃんと営業してたり人が住んでたりしてるんだから、びっくりですよね・・・
新聞受けもしゃれてる!
障子に「御櫛所 中村屋利兵衛」と書いてあるこの家は、天保8年の奈良井宿の大火の直後に建てられて現在まで残っている櫛問屋だった建物で、市の有形文化財に指定されて、現在は資料館として一般公開されています。
店先でお団子を焼いて売っています。お茶はセルフサービス☆
いちばん北側(江戸寄り)の下町から宿の中を歩いていくと、中町から上町に入るところが「鍵の手」になっています。
城郭における枡形などと同様に、軍勢などが宿の中に一気に入り込んだり通り抜けたりできないように防御的な機能を持たせているのかもしれないですね。
さて、宿場のいちばん南端(名古屋寄り)にある鎮神社の前には、高札場があります。
江戸時代に幕府や藩などが決めた法度や掟書などを木の板札に書いて掲げておく場所のことで、明治の初め頃まで使われていたそうです。
そして、奈良井宿鎮守の鎮神社。
はじめは鳥居峠に建立されたのですが、天正10年(1582年)に戦火で焼失し、この奈良井あたりを納めていた在地豪族の奈良井義高によって、現在地に移されたとされています。
中山道の難所である鳥居峠は、天正10年の織田信長の甲州征伐の際に織田方木曽義昌と武田軍とが激突した「鳥居峠の戦い」があった場所なので、そのときに焼失したということなのでしょうか。
そして、元和4年(1618年)には奈良井宿に疫病がはやり、これを鎮めるために下総国(千葉県)香取神宮から経津主命(ふつぬしのみこと)を勧請し、「鎮神社」と改称したとのことです。
下見の記事(→ こちら!)でも書きましたが、このあたりの狛犬は親子連れが基本?
鎮神社の狛犬もおこちゃま連れでした☆
そして、奈良井宿内を抜ける街道は、鳥居峠に向って緩やかに登っているので、いちばん鳥居峠側にあたる鎮神社は宿でもいちばん高い場所にあたります。
だから、上町くらいは優に見渡せちゃう!
鎮神社の脇は、もうこの先は鳥居峠という奈良井宿南側(名古屋寄り)の出入り口ですが、そこに唐突にL字形の石塁?があります。
これは宿の出入口を防御するための枡形の跡です。
方形状の土塁、石積みで囲み二重の木戸を設けて防御する仕組みになっていたようです。
ちなみに、下見に来たときには気がつかなかったんですが、宿のいちばん北側(江戸寄り)の下町から旧中山道杉並木に入る手前にある専念寺の参道口にも、枡形の石塁遺構が残っているようです。シマッター!☆
在地豪族の奈良井氏が、木曽氏と武田氏の境界にあって何度も戦乱に巻き込まれていうこともあって、特に宿の防御が厳重になっているのかもしれません。
ちなみに、奈良井宿を見下ろす高台に奈良井城(奈良井氏の居館)跡と奈良井義高の墓地が残っています。
さてさて・・・幹事のくせにの~んびり奈良井宿を楽しんだ後は、今宵の宿に向う途中にある清滝&新滝へ。
清滝と新滝も下見の時にきました(→ その時の記事はこちら!)が、古くから精進潔斎のための滝行が行われることで知られている滝です。
ちょっと日が傾いて翳っちゃいましたが・・・(^o^;)
近づくと、高さ30mから豊富な水量が落ちてきて、結構な迫力☆
さすがに滝行をしている方はいませんでしたが、滝のそばの岩壁からお不動様が見守っています。。。
初めて生で見ました・・・!
ひとつ尾根を越えて新滝へ。
こちらも清滝と同じく、30mの高さから水が落ちてきて、壮観!
滝のそばにはお堂があって、中に入ることができます。
この新滝は、滝の裏側に回ることもできます!なので、別名「裏見滝」とも呼ばれています。
裏側から見ると、また違った滝の顔を見ることが出来ます♪
陽の差し込み具合によっては虹も見えたりして。
すぐそばに落ちる滝のミストシャワーを浴びて、心身ともに洗われる感じです。。。
そして、滝を見終わったら草々に、次の日の登山口近くのお宿へ。
次の日は朝早くから御嶽山に登るので、登山に備えて早めにお休みなさい~!
※2日目の木曽御嶽山登山の様子は、こちらをクリック!