いつも参加させていただいてる地元の小さな山の会の今年の秋の例会は、そのニュースで画像が流れた那須岳に出かけました~♪
今回は総勢25人で、一泊二日の行程です。
1日目はロープウェイには乗らずにバスで乗り場の先の「峠の茶屋」(1462m)まで行って、そこから峰の茶屋跡避難小屋(1720m)→茶臼岳(1915m)→牛ヶ首(1730m)→姥ヶ平(1594m)→三斗小屋温泉(1480m)で宿泊。
2日目は三斗小屋温泉→隠居倉(1819m)→熊見曽根(1900m)→清水平→三本槍岳(1917m)→中の大倉尾根→北温泉→駒止の滝観瀑台(1130m)でバスに拾ってもらうという・・・
ちょうど朝日岳を中心にぐるりと回りながら、4~500mの高低差を登ったり降りたりというコース☆
地図で見るとこんな感じ。
さて、当日は雲ひとつない、ぴかぴかの秋晴れ!
ところが・・・朝の8時くらいには「もうすぐロープウェイ乗り場」というところまで着いたので、これは早くに登り始められるかな、と思ったら大丸温泉を過ぎたあたりから、道端に違法な路上駐車がぎっしり Orz
おかげで車が行きかうことが出来ず、大渋滞になってしまって身動きが取れません。。。
どうも前日のNHKの放送と快晴の青空のおかげで、何時にも増してロープウェイに観光客が押しかけてしまって、駐車場に入りきれなかった車が路上にあふれだしてしまったようです。
私たちのバスはたまたま中型バスだったので、なんとかそれでもロープウェイ乗り場を通り越すことができましたが、これでは大型バスは乗り場に近づくこともできなかったのでは?
で、結局時間はかかってしまったものの、なんとか峠の茶屋駐車場までたどりつき、ご一行様そろって元気よく出発!
峠の茶屋は標高1462m。もうこの高さで紅葉がお出迎えです。
青空に映えて綺麗~♪
峠の茶屋からちょっと登ったところには那須岳登山指導所があって、山岳会の方々が詰めています。
ここで、登山者カードを提出です。山岳会の方々はここでいろいろと情報を教えてくださるのですが、みなさんボランティアなのだそうです。本当にアタマが下がります。
小屋から茶臼岳まで往復しても1時間程度(のはず)なので、この先の行程のために体力を温存することにして、ここで重たいリュックをデポして貴重品だけの身軽になって、茶臼岳山頂にアタック!
ふと振り返ると、先ほどの小屋がちいさく見える(笑)
登りきると旧火口があるので、その縁をぐるりと「お鉢めぐり」して、標高1915m茶臼岳山頂の那須岳神社に到達~!
さすがに頂上からの景色は絶景かな絶景かな・・・♪
さすがに旧火口は埋まってしまっていて噴火していないのですが、旧火口外側にはいくつもの噴気孔が活発に噴煙をあげています。
写真の辺りはそんな噴気孔のひとつの「無限地獄」です。
風にのって「腐ったタマゴ」のような硫化水素のニオイがぷんぷん。ゴーっと噴煙の噴き出す音がよく聞こえて、ちょっと怖いです。
そそくさと通り過ぎると、広く視界が開けた尾根に出て、そこが「牛ヶ首」。
ここから見る茶臼岳の形が牛の首のように見えるのが名前の由来だそうです。
ここからは、一人通るのがやっとの細い道を標高差150mほど一気に下って行くのですが、その道の両側が紅葉、紅葉、紅葉・・・
すごい、シアワセ~!!
そして姥ヶ平から茶臼岳を見上げると・・・
この絶景!あ~、ホントに来てよかった~!!
本当は、肉眼ではこの何倍も何十倍も美しかったんです!なのに、写真ではうまく写せません。
残念!(ToT)
この温泉からほど近くには、会津中街道の宿場で戊辰戦争の時に会津軍(旧幕府軍)と新政府軍とで山岳戦が繰り広げられたという「三斗小屋宿跡」があるのです!
古道好きなワタシとしては、ホントはそこを探索にいきたかったのですが・・・
今回は団体行動のため涙を呑みました。これまた残念!(><)
そして、現在の三斗小屋温泉は宿が2軒だけの、徒歩でしか行けない鄙びた温泉です。
その代わり、露天風呂は開放感あふれてますし、内風呂は総ヒノキで広くて気持いい!
9時には消灯。おやすみなさい~で、2日目につづきます・・・