古道歩きするときには、一方通行なのでなかなか車を使うことができなくて、たいてい公共交通機関を使うことになります。
ところがこの青崩峠、公共交通機関を使って行こうとすると、JR飯田線という超ローカル鉄道の平岡という駅からタクシーを30分以上飛ばさないと登り口近くまで行けません。
(かなり手前で車輌進入禁止になりますが・・・)
というわけで、朝早くに平岡駅に集合してみんなでタクシーに乗ることにしたので、一番遠くから参加のワタシは、前の日から平岡入りすることに♪
埼玉県西部の我が家からだと、まずは埼玉屈指のローカル線「八高線」の自宅最寄り駅までバスで30分、そこからJRで約6時間半の旅です。
夕飯までに宿に入ればいいので、この日は予定を入れずに「移動日」にしてのんびり出発。まずは八王子まで南下、特急あずさ松本行きに乗り換えて岡谷まで約2時間あるので、さっそくお昼ごはんに「たいめいけん」のメンチカツサンド~♪
そして、これまたなぜか同じ店で購入できた笛吹市のお店(店名チェックするの忘れました)のパンプキンタルト。これ、めっちゃ美味しかったです。
今回は1個しか買わなかったけど、他にもいろんな種類のタルトがあるので、次回は全種類買ってみたいな~!
岡谷駅であずさ号を降りると、ホームの反対側に飯田線。
短い3両(2両?)編成なので、一瞬電車いない?と思うのですが、はるか彼方に止まっていますので要注意☆
さすがに飯田線も岡谷のあたりは東京や埼玉より春が遅いらしく、GWの時期で桜が満開!
辰野駅(岡谷駅~辰野駅は中央線)と豊橋駅を結び長野県・静岡県・愛知県を貫いて走るJR飯田線は、路線距離195.7kmの営業区間の中に、なんと駅数94!
しかも見たところほとんどが無人のちっちゃな駅。。。なので時々こんな張り紙がされてたりして・・・(笑)
いや、笑っちゃいけません。地元の方々にしてみれば切実な問題です!
途中、天竜川に流れ込む支流をいくつも越えるのですが、その度にぐる~っと上流に曲がりながら谷に降りて最小の労力(短い橋)で渡るので、路線がくねくねしているところがなんともローカル線ならではな感じ♪
そんな景色を楽しみながら、辰野からのこのこ・・・と28駅目の山吹駅まで来たところで、ふと車窓から目に入ったのがこの幟。
平成29年のNHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」の舞台となっている井伊谷は浜松の北(地図の①のあたり)なのですが、主人公直虎のいいなずけの井伊直親が逃れてきて12年間を過ごした場所が、この山吹駅の近くの松源寺(高森町 地図の黒丸のあたり)なのだそうです。
直線距離にして約100km!
しかもこの間は天竜川でも「秘境」と呼ばれる、高い山々が連なっている地域。
よくぞまぁ、こんな遠くまで・・・と思いつつ、電車はやがて飯田を過ぎて、その「秘境」へと入っていきます。
・・・いや、すごいです。この山中にして、この水量・・・さすが天竜川!
飯田線は無人駅が多くて、車掌さんは駅間では切符の販売、駅に着くと切符の回収にホームを走っていて大忙しなのに、その合間にこういったアナウンスもするなど大活躍です!
というわけで、この日のお宿である平岡駅に到着です。
平岡駅も特急伊那路が停まる駅にもかかわらず、完全無人。その代わり?駅舎=天龍村民交流施設の「ふれあいステーション龍泉閣」となっていて、駅直結の2階が売店、3階が宿泊施設になっていて、4階にはなんと温泉施設!
青崩峠あるきに前日入りのメンバーはそれぞれこの宿に集まって、温泉とアツアツの揚げたてトンカツ(←飯田線の走る伊那谷ではソースカツ丼が有名なところが多い)で鋭気を養いつつ、前夜祭のカンパ~イ!
・・・次の日の青崩峠あるきは、計画では20kmほど歩く予定ですが、さてどうなりますやら。 → 別ブログ(晴れ、ときどきお城)の記事「武田軍も越えた?青崩峠は遠い☆ 青崩峠オフその1」に続く。。。
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