2012年9月22日

ワイナリーめぐり@甲州

このところお城ネタばかり続いてしまったので、この辺でちょっと趣を変えて、久し振りに山梨・勝沼地域のワイナリーにお邪魔した話など。

勝沼地域では明治時代からワインの生産が行われていたようです。
日本国内には大小180ほどのワイナリーがあって、そのうち80ほどが山梨県内にあり、うち40くらいが勝沼地域に集中しているのだそうです。

私もたまたま仕事で甲州ワインの輸出プロジェクトに関わったおかげで、初めて知ったんですが、つまりは、歴史と伝統の「ワインの里」というわけなんです

でも、実は日本国内に古くからのワイナリーが多く集まっている地域があるなんて、あまり知られてないですよね~。

しかも、そのワイナリーのひとつひとつが日本の風土とすっかり溶け込んだたたずまいの上、それぞれとっても個性的!


まずは、そんなワイナリーの1つ、ルバイヤート・丸藤ワイナリー。

丸藤ワイナリーは明治23年(1890)創業以来、120年の歴史のあるワイナリー。
「ルバイヤート」というブランドのワインを造っています。

これがワイナリーの写真。



外観は、広い門の内側に立派な松と、どこにでもありげな建物。

「ワイナリー」というと、どうしても私たちはボルドーのシャトーやブルゴーニュのドメーヌのような「洋風」なイメージを思い浮かべてしまうのですが、ここはどう見ても、ちょっとしゃれた雰囲気の「日本の農家」にしか見えません。

でも、建物の入り口から奥に入っていくと、タンクや作業台、そしてワインの直売所(!)があったりして、やっと「ワインを造っているところなんだ」とわかります。

真ん中の写真は、ワイン蔵の一角にあるワインを試飲したりミーティングのできる小部屋。
ここまで入ってくると、かなり洋風テイストは濃くなってきて、歴史の重みも感じさせるような「モダン」な雰囲気になってきます。


ワイナリー自体が山の斜面に作られているので、ワイン蔵は三方が地面の中に埋もれているような形になっていて、中はひんやり。

とても広いので、このワイン蔵で年に一度「蔵コン」(蔵の中のコンサート)を開いていて、今年でもう20年以上。毎回200人くらいの観客が入るんだそうです。

また、昔は地中にコンクリート製のタンクをいくつも作っていて、その中でワインを熟成させていたんだそうですが、今はそのタンクの壁を抜いて各タンクをつなげてワインセラーとして使っています。

長い年月のうちに壁に染み込んだワインが酒石酸の結晶となってきらきら煌いて、とても不思議な感じです。
 

ここのワインはあっさりと軽い感じの辛口、ちょっとオトナの味です。
社長さんのこだわりがたっぷり感じられます(^^)


神楽坂にはブランド名を冠したこのワイナリー直営のレストランがあります。
このレストランでも「ルバイヤート」をはじめとしたいろいろなワインが楽しめるようなので、そのうち行ってみようかな・・・!

(丸藤ワイナリーのHP)  http://www.rubaiyat.jp/


ホントにこの地域は長い時間の中で日本の生活や風土になじんだ個性的なワイナリーが多いなって感じがします。

「日本的な」「日本にしかない」「ジャパニーズモダンな?」ワイナリー。
あまり知られていないのがもったいない感じもしますよね・・・


これは中央葡萄酒、グレイスワインのワイナリーです。


しっかりツタにおおわれた建物の2階は贅沢な調度品の飾られた広い応接スペース兼ワインショップになっていて、このワイナリーで造られている各種ワインを購入することができます。

私はここのグレイス茅ヶ岳というワインがすきです(^^)v

(中央葡萄酒のHP) http://www.grace-wine.com/



こちらもぱっと見はワイナリーなんて思えない和風の建物。


でもよくよく見ると塀にブドウの葉の模様の穴が開いていたり、建物の作りも純和風ではなくて、そこはかとなくモダンな雰囲気が・・・・

これは勝沼醸造というワイナリーの入り口です。
壁に掲げられた看板もなんとなくオシャレ。



蔵のような建物の2階には、壁際にワイングラスがずらりと並べられた落ち着いた雰囲気の接客スペース、1階にはテラスがあってブドウ畑を一望にすることができます。

テラスの内側には小さな販売コーナー。
こちらのワインは特約店制度をとっているので、一般の酒販店では買えないようです。

でも、勝沼では一番欧州に輸出されているワインなのだとか・・・
社長さんは食とのマリアージュによる楽しみ方を提案しているのだとのこと。

HPをみると、シェフやソムリエによるテイスティングを交えたワイナリーツアーなんかもやっているようです。

(勝沼醸造のHP) http://www.katsunuma-winery.com/

ホントはゆっくり時間をかけて、美味しいものや温泉を楽しみながら回りたい地域だな~と思います。

でも、宿泊施設が近くにない上、交通手段が自家用車しかない・・・!
ワインのテイスティングしたら運転できないし・・・これは観光で回るには致命的かも・・・

もう少し観光インフラがしっかりあるといいのにな~☆
でも、もう一度じっくりゆっくり回ってみたい・・・そんな素敵なワイナリーたちでした(^^)


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2012年8月3日

山の天気は変わりやすい ~西・山の会紀行2012夏その4~


さて、鳥海山頂アタックを断念し、霧でびしょ濡れになりつつも岩陰に入って吹き付ける風を避けつつおにぎりをぱくついた我ら一行。


目の前にはどんどん流れていく雲とその合間に通ってきた雪渓が見えるようになってきました。


霧雨が弱まってきて、霧の間から時折薄日が射すようになってきた中を、濡れて足元が危ういながらもサクサクと歩いて雪渓までやってきました。

山頂への心残りがぐいぐいと後ろ髪を引っ張っていたけれど、アイゼンをつけて雪渓上へ。

ここからはヘタに濡れた草の中を行くよりも、雪渓の上をずっと歩いて行った方が楽なのです。

 この時点では、少しは天気が回復してきたかな?とはいうものの、まだまだ霧が深くて、一番左の写真の通り、半ば雪山遭難状態(笑)

ところが、文字通りサクサクと雪渓上を歩いて降りているうちに・・・


 あれ?あれ?あれれれ・・・?!

みるみるうちに雲や霧が晴れて青空が出てきちゃったよー!




ついさっきまでの「びしょ濡れ」はなんだったんだ~?というくらいの抜けるような青空。

視界が晴れてくるとともに、登りの時には見えなかった景色がどんどん目の中に入ってきました。

・・・あら、行きに必死になって登ってきた道って、実はこんな景色だったのね~(笑)






真ん中の写真は、行きには見ることのできなかった鳥海湖。
実は登山道のすぐそばにあったんですね。

そして、雲海。よくよく見ると雲海の向こうは空かと思ったら、雲の合間に日本海が見える!

・・・すっごく贅沢な気分。


 
後から確認したら、実はあと少し歩けば山頂直下の山小屋までたどり着けたところでリタイヤしてたんだけど、事故もなく無事に下山できて、しかもこの景色が見られたんだから、ヨカッタヨカッタ!

ただし~

 下山してバスに再び乗り込んだあたりから、足がびんびんに張って痛くなってきたな~と思っていたら、次の日にはすでに全身筋肉痛!(^◇^;)

すっかりう身体がなまっておりましたでした。
次の「秋の例会」に向けて、少しがんばって鍛えなくちゃですね☆






(おまけ)
今回の2泊3日のバスツアー、バスの運転手さんもすごく気持ちの良い方でとてもよかった・・・
んですが、帰りに関越道の湯沢あたりを走行中

どすん!

と、突然衝撃が。網棚から重たい荷物でも落ちたのかと思って、周囲の人達ときょろきょろしたんだけど、何も落ちている気配なし。

なんだぁ~? と思っていたら、まもなくバスがPAに入って停車。
みんなでバスの外にぞろぞろと降りてみると・・・なんとバスの右後輪がバースト。

同行の山登りメンバーに車の整備士さんがいたので、さっそく男性陣総出で運転手さんの手伝いをしてスペアタイヤにさくさくとチェンジ、そんなに時間をロスせずに出発できました。


そして、スピードをださずにそろりそろりと関越トンネルを抜け、沼田あたりまできたところで、今度は私の座っている真下から「どかん!」と突き上げる衝撃が。

今度は左後輪がバースト!こんなことってあり~?

写真は、バーストの衝撃でゆがんだバスの車体。私はこの真上に座ってました(^^;)

結局、もうスペアタイヤがないので、沼田で一度高速を降り、バス会社が提携している沼田のバス会社から換えのバスを出してもらって地元に帰ったのでした・・・

まぁ、毎回何かしら事件のおこるこの山の会。今回もただでは終わらなかったです(笑)



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2012年7月30日

やっと鳥海山(笑) ~西・山の会紀行2012夏その3~

その1で往路、その2で復路の話題だったので、そろそろ本題に入らなきゃね・・・
というわけで、やっとメインイベント。今回の旅行の目的の鳥海山登山の話です。



鳥海山は山形県と秋田県にまたがる標高2,232mの活火山です。

お友達に誘われて参加した、地元の小さな山登りサークル「西・山の会」の遠征。
今回は海側の秋田県にかほ市の象潟というところに前泊し、朝早くから日帰り行程で上り始めました。


 





この日。関東以西は梅雨明けで、ぴかぴか天気の猛暑日。

ところが鳥海山近辺はちょうど北上してきた梅雨前線が通過しているところで、ふもとの象潟ではかろうじて雨が上がっていたものの、鳥海山はすっぽりと雲の中。

山の中腹・象潟の登山口・鉾立のビジターセンターでバスを降りると、雨が降っているという訳ではないんですが、登り始めると濃い霧粒の中をかき分けていく感じで、司会はほとんど効かず、しっとりと身体が濡れてきます。

滑らないようにひたすら足元に気をつけながら登っていくと、やがて行く手に小さな雪渓が立ちはだかりました。

とりあえずすぐに雪のない道に出れそうだったので、アイゼンをつけずにそのまま雪渓上へ。


 




雪渓を横目に見ながら歩き続けると、今度はすごく几帳面に石を並べた登山道になってきました。

誰がここまで並べたんだろう?というくらい延々と続く道です。
まるで、オズの魔法使いに出てくる「レンガの道」・・・?(笑)


本当は、これから登ろうとしている鳥海山塊を始め、周囲に絶景が広がっているハズ・・・

ですが、濃い霧(山の下からは雲がかぶさっているように見えると思う)に阻まれて、いったいどこを歩いているのやら???

地図によると途中の小浜小屋の傍には鳥海湖というカルデラ湖があるはずだったけど、どこにあるかもわからずに通過。

尾根や斜面で谷の方を覗き込むと、これまた霧(雲)でどのていど深いのか皆目見当もつかず、かえって恐怖感。




着込んでいるゴアテックスのヤッケがびっしょりにになって水がしたたり落ちるようになり、少し離れると前を行く人達もうっすらとしか見えなくなる始末。


足元が悪いので思いの外時間がかかってしまったようで、予定の時間になってもで目的地に行き着くことができず、いつまでも続く坂道に脱落者が出始めて・・・


霧が深くて周囲が見えないので、現在地から目的地まであとどれくらい歩けば着くのか判らない上に、ベテランとはいえ一行の中には76歳のご高齢者もいる(というよりも、もう決して「若い」とはいえない(笑)私が最年少から2番目)ので、こうなっては遭難しないためにもムリは禁物。

霧が少し切れたところで、ついにリーダーが「この場所の岩陰で昼食をとって、引き返しましょう!」勇気ある撤退を決断!


で、霧のなかでそれぞれ風をよけられるところを探して、お昼ご飯~☆





目の前には雲が流れる風景。かずかに雲の向こうに通ってきた雪渓。

風が強くて、ゆっくりとご飯を食べていられる天気でもなかったので、そそくさとお弁当をかき込んで撤退です。

登山口からここまで4時間、一行全員がんばったものの頂上目前にて登頂断念(T○T)
意気消沈してこれからまた元来た道を戻るわけです。


ところが実はこの帰り道に思いがけず・・・!      長くなったので、この続きはまた次回(笑)




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2012年7月21日

くらげパラダイス ~西・山の会紀行2012夏その1~

このブログにも、このところずいぶんご無沙汰してしまってました(^^;)



書きたいネタは結構たまっているんですが(というかすでに賞味期限切れになってたりして・・・笑)、公私ともにいろいろと変動があって、書くヒマも気力もなかったもんで。

で、やっと周辺も自分も落ち着いたところで、以前からお友達に誘われていた地元の小さな山の会「西・山の会」のスピンアウト例会に参加することにしたので、つらつらとまた復活!少しずつ書き始めることにしようかな~と(^^;)。



今回のスピンアウト例会は鳥海山。
この会最高齢76歳の会長さんのたっての願いで、毎年春・秋2回の例会とは別に「特別」例会の開催となりました。



これが会長さんの夢見た鳥海山。


・・・が、鳥海山は遠い!

場所は日本海のモロに海沿い、秋田と山形の県境です。そして、山が大きい・・・!

だから東京方面からの行程は、一般的には庄内空港まで飛行機で行って午後山小屋まで登り、そこで一泊して翌日朝イチで頂上アタック→下山→空路東京、の一泊二日らしいです。

が、今回は総勢23人、最高齢76歳の大所帯。

ゆえに、1日目移動日、2日目日帰り登山、3日目移動日の二泊3日、埼玉から関越道で新潟へ抜けて日本海側を延々と、片道9時間のバス大旅行となったのでした・・・


しかーし!窓の外は山と海の絶景で昼食は日本海の海の幸といえど、9時間バスの中にぎうぎう詰めはさすがに体が固まってしまう・・・

幸いなことにお客さんのわがままをかなり聞いてくれるやさしい運転手さんに恵まれたので、急遽日本海沿いの鶴岡市というところにある加茂水族館に寄ることになりました。




山形県鶴岡市立加茂水族館。

日本海に面した断崖絶壁に建つ、首都圏から来た私たちにしてみると小さな小さな、町の水族館という感じ。

その上、海の日3連休最終日の午後だったせいか、はたまたちょうどアシカのショーの時間だったせいか、海水浴帰りっぽい家族連れで駐車場も館内も超満杯!

別にお魚に興味もないし、これじゃ魚を見に来たのか人を見に来たのかわからないねー☆と言いながら、それでも団体行動だし仕方ないよね・・・としぶしぶ長時間のバス乗車で固まった体をほぐしほぐし館内に入り、まずは地下の展示室へと降りてみると・・・




うおぉぉー! なんじゃこりゃぁ~!!

暗くなった部屋の壁一面にたくさんの水槽。
そしてその水槽の中すべてに白くてふわふわした生物が???



実はこの部屋こそがこの水族館の目玉、クラゲ専門の展示室「クラネタリウム」。

そしてこの小さな水族館、「クラゲの展示種類数世界一(35種類以上の常時展示)」を誇る、知る人ぞ知る有名な水族館だったのでありました・・・!

いやぁ~、クラゲ、侮れないです。

1つの水槽を眺めているだけでも、このユラユラ感に癒されてしまって時間を忘れてしまうのですが、これが各水槽みんな違うクラゲ。

こんなのも、こんなのも、こーんなのもいる!




・・・すみません、クラゲの種類の名前は水槽の前に書いてあったのですが、みーんな忘れてしまいました(^^;)

というか、クラゲ見るのに夢中で名前なんか見てなかったというか。。。



水族館側もクラゲを見るのが楽しくなるような展示をしていて、たとえば大きな水槽の中にオーソドックスなミズクラゲを大量に入れて、そこにいろいろな色の照明を当てて幻想的に見せたりしてます。


 この写真のクラゲはものすごく小さくて、ほんの数ミリくらいの大きさなのですが、このように小さいクラゲの水槽にはルーペを置いてよく見えるようにしてたりとか。


あと、水槽(クラゲ)ごしに写真が撮れるところもあって、写真を撮るとクラゲの水槽の中に人がいるように撮れるとか。。。


水槽展示以外にも、飼育員さん(?)の説明を聞きながら顕微鏡でクラゲの成長過程を見られるようになってたりもしてます。


ホント、何時間でもぼーっと見ていたい~って感じ☆

・・・が、哀しいかな団体行動。見学時間はたったの1時間。
思いっきり後ろ髪を引かれながら再度バスに乗り込んだのでした・・・

思いもよらず巡り会えた、すてきな癒しスポットでした。
海水浴スポットの近くにあるし・・・鶴岡市立加茂水族館、オススメです!



※加茂水族館のHP
http://www.shonai.ne.jp/kamo/



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